医療費助成制度と手当制度
公費以外の医療費助成制度
公費以外の医療費助成制度には次のようなものがあります。
高額療養費制度
これは健康保険制度に基づくもので、1か月の医療費の自己負担額が高額(一定限度額を超えた)になった場合、その超過分が「高額療養費」として支給される制度です。
家族療養付加金制度
比較的大きな社会保険組合(企業の健康保険組合)などにこの制度があります。
乳幼児医療費助成制度
各地方公共団体の条例・規則に基づくもので、乳幼児の入院・通院(外来)に係る医療費の自己負担額が助成されます。ただし、地方公共団体によって対象年齢・所得制限、助成範囲などが大きく異なります。
ひとり親家庭等医療費助成制度
各地方公共団体の条例・規則に基づくもので、母子家庭(ひとり親家庭)などの父母および児童の医療費が助成されます。所得制限があります。
重度心身障害者医療費助成制度
各地方公共団体の条例・規則に基づくもので、身体障害者手帳1・2級、療育手帳Aなどを持つ人を対象に、医療費の自己負担額が助成されます。なお、人工透析を受けている方で身体障害者手帳を持つ方は助成対象となります。ただし、所得制限・年齢制限、助成範囲は各地方公共団体により異なります。