子どもの成長・成長障害と専門職の役割
保健師のみなさん
乳幼児健診での取り組み 事例紹介 -大阪府枚方市 1-
- 関西医科大学附属枚方病院 小児科非常勤講師/おがた小児科 院長
緒方 肇 先生 - 成長障害の早期発見において、同年齢の子どもが一同に集まる乳幼児健診の場が重要な役割を果たします。乳幼児健診には多くの小児科医や保健師が携わっていますので、皆の意識が高まることが大切です。私自身、健診担当医として、乳幼児健診の際には、標準身長・SD表やSGAチェックボードを机上に置くなどして、成長障害について関心を持っていただくよう工夫しています。
健診にて明らかに治療が必要な低身長と判断した場合、保護者に検査することをお勧めし、小児内分泌専門医への紹介状をその場で書くこともあります。保健師の皆さんにおいても、保護者が子どもの身長について悩んでいるようであれば、現在の身長や今までの身長の伸びを評価し、必要に応じて受診勧奨を行うことも大切です。
上記、緒方 肇 先生の所属につきましては、本ページの取材当時のものとなります。