子どもの成長・成長障害と専門職の役割
保健師のみなさんへ
乳幼児健診での取り組み 事例紹介 -大阪府枚方市 2-
- 関西医科大学附属滝井病院 小児科非常勤講師/東野医院 院長
東野 博彦 先生 - 保護者の中には、子どもの身長が低いことに気づいていながら、そのうち大きくなるかも、と楽観的に捉えてしまって受診が遅れる場合や、どこに相談すればよいのか分からないといったケースが見受けられます。乳幼児健診において、保健師の皆さんによる保護者への正しい情報提供はとても大事だと思います。
特にSGA性低身長症は、一定の基準を満たせば3歳から治療ができますし、保健師さんは乳幼児健診の場で母子健康手帳にて出生時の状況を確認できるので、早期発見に重要な役割を担っています。SGA性低身長症については比較的新しい疾患概念であるため、相談については内分泌に詳しい小児科医がよいでしょう。
上記、東野 博彦 先生の所属につきましては、本ページの取材当時のものとなります。