下垂体機能低下による体への影響

下垂体の主な役割は様々なホルモンの分泌コントロールのため、下垂体機能が低下すると一つまたは複数のホルモン分泌機能が低下し、正常に作用しなくなります。

成長ホルモン欠乏症 小児期には全般的に成長が悪く身長も伸びないという低身長症が一般的です。 また、成人の場合は体脂肪の増加と筋肉組織の減少、骨密度の低下が起こります。全般的に疲れやすくなり活力も低下します。
性腺刺激ホルモン欠乏症 女性の場合には無月経になったり不妊症、腟の乾燥などが起こります。男性では、精巣が萎縮し、精子の産生低下が起こり、不妊症などが起こります。
甲状腺刺激ホルモン欠乏症 甲状腺の機能低下のほかに錯乱、冷え性、体重増加、便秘、皮膚の乾燥などが起こります。
副腎皮質刺激ホルモン欠乏症 副腎の機能が低下し、疲労、低血圧、低血糖、ストレスに対する抵抗力の低下が起こります。最悪の場合は死に至る可能性もあります。
プロラクチン欠乏症 出産後の乳汁量が減少したり出なくなったりします。なお、男性ではプロラクチン欠乏の症状ははっきりしません。

国立病院機構 京都医療センター 臨床研究センター長 島津章先生

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